ところで エイサーって何?
エイサーについては諸説有りますし、色んなウェブページにも説明が有りますので、少しかいつまんでご案内します。 又、エイサーは本当に様々な形が有るのでここでの説明だけが絶対だとは思わないで下さいね。
エイサーで使われる楽器
道じゅねー&手踊り
 エイサーはよく日本本島の盆踊りのようなものと例えられるようです。 沖縄では、旧盆の頃になると島のあちこちで盛んにエイサーが見られます。
特に“道じゅねー”と呼ばれる、青年会がそれぞれ自分達のシマ(地域)をエイサーをしながら廻る様子は圧巻で、 元は先祖慰霊の為に踊られたものであると言われているエイサー本来の醍醐味と言われればこの“道じゅねー”で見られるエイサーだと思われる方も多いのではないでしょうか。
旧盆の15日の“うぅくい”(先祖を送る“御送り”)という行事を沖縄の方はとても大切にしていて、その“うぅくい”が終わる頃“道じゅねー”が始まるのですが 旧盆の2〜3日間の間毎日“道じゅねー”を行う青年会も有るそうです。 “道じゅねー”は、夕方の5時6時過ぎ頃青年会館などを出発し、深夜1時頃迄何度か休憩を取りつつ、各家々を廻って踊り続けられます。 地方(じかた)の唄と三線(さんしん)の音、打ち鳴らされる太鼓の響き、かけ声、手踊り、練り歩く姿が勇壮でダイナミックな沖縄の踊りです。
エイサーは大太鼓・締太鼓を叩きながら踊る青年会が多いようですが、平敷屋エイサーなどのようにパーランク−のみを使うものも有れば、 手踊りが女性だけだったり男性だけだったりと『これがエイサー』という縛られた概念は薄いようで、地域の独自性を受け継いだ特色のある踊りが それぞれに尚観ている者を引付けます。
日本の本島で見られるエイサーでは女性も太鼓を叩いていますが、本来そういったスタイルは沖縄では見かけません(新しく創作された『琉球祭り太鼓』などは別ですが)。 男性も太鼓を叩いてエイサーを踊るのは20代迄の青年で、30才を前にすると“京太郎(チョンダラー)”をするようになったり“地方”をしたり、となっているようです。